アフグル番外編 ジェンベ日記  

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スヌ2

昨日はダンスクラスでスヌ。最終週だったが、連休前(もう連休に突入した人もいるらしいが)のせいか、人数は少なめで、サークルダンスもやらなかった。反対にドラマーはたくさん来てくれて、6人での演奏。
今まで、テンポが速くなった後の演奏のスタイルに(演奏の出来とかか内容ではなくスタイルね)、どうも微妙に納得行かないものがあったのですが、昨日試したスタイルは、割りと好きかもしれない。
スヌって、ゆっくりのテンポで浮遊感に満ちた演奏から、速いテンポでストロングな感じの演奏まで、変化の幅が広い(もちろん、踊りもですが)。しかも、いくつかスタイルがあって、特に速くなってからのやりかたは、ドラマーによってだいぶ違う。
どれかを選ぶってことはどれかを選ばないってことで、でも、選ばない演奏のフィーリングにも未練があったりして。どれも好きなのでどれも捨てがたい!・・・でも、自分のスタイル、自分のスヌを決めていかないと、一緒にやる人も困るだろうし、と最近思うようになった。そういう意味で、昨日のスタイルは有力候補かもしれない。
ほんとうは、どんなスタイルであっても、たとえ拍子が3と4の中間で揺れ動いていたとしても(この揺らぎが楽しいのだが)、「スヌ」と呼ばれるリズムの共通したフィーリングは常にあるわけで、それを出してもらえば、自然と演奏はまとまってくると思うのだが。現実には、形とかパターンとか拍子を決めておかないと、なかなかうまく行かない。
とてはいえ、形を決めず自由にやっていると、はじめのうちは楽しいのだが、他人に伝えることができなくて、そのうち消えてしまう。人と共有するためには言葉や形が必要だ、ということも、最近考えるようになりました。スヌみたいなリズムも、自分が理想とするよりも、もうちょっとだけ形式をはっきりさせといたほうが、練習の目安もできるし、演奏全体がよくなる気がします。
そういえば、このあいだ演奏の後でQちゃんたちと話してたんだけど、ファマドゥ・コナテのCDって、もともと演奏がクリアはクリアなんですが、新しくなるごとに、どんどんノリや形式がきっちりしてきて、録音も各パートが聴き取りやすくなってきてる気がする。あそこまできちんとしてきたら、打ち込みでも作れるんじゃないか?と思うくらい(作れないだろうけど)。あれはやっぱり、ファマドゥが、自分の村の演奏の魅力を、世界にわかってもらうにはどうしたらいいか、また、CDを通して伝統リズムを残し伝えていくにはどうしたらいいか、ということを考えて、ああいうふうにしていったんだと思うんですね、個人的には。
そんな話をしてたことを思い出しました。
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by afgroove | 2009-04-29 13:41

日記らしい感じで

土曜日。午後からディダディ・プロジェクトの練習、続いてGWミニライヴのリハ、またまた続いてダンスクラスと、太鼓的には充実した半日でした。
ダンスクラスはククの4週目(最終回)。ここんとこ火曜も土曜もゲストドラマーが叩きに来てくれてたが、久しぶり(といっても2、3週間ぶり?)に、ツヨぽん、Qちゃんと三人での演奏。三人でククというのは、シンプルだけど、なんとなく原点に返ったような感じで悪くない。最後は、4週目恒例のサークルダンスで盛り上がる。冷たい雨の中来てくれた人たちに感謝。
日曜日。午後に月島の月イチの初心者ワークショップ、夜は弦巻で経験者クラス。月島ではジョレの基本、弦巻は前回の続きでマンジャーニをじっくりやる。
弦巻クラスは、もともとメンバー限定&非公開のクローズクラスだったのだが、人数が徐々に減ってきたため、メンバーのみんなと相談して、新規の人を募ることにした。とはいっても、いきなりどーんと雰囲気を変えたくはないので、他クラスの常連さんから声をかけていく、いわばセミオープンというところ。
新参加の人たちと昔からいる人たち、いい意味でお互いに刺激になってるし、リフレッシュした雰囲気の中でクラスができていると思う。マンジャーニは、こうした練習にはいいリズムだし、これからが楽しみだ。
月島は人数が少なかったが、音だしの個人指導ができたのが、自分的には良かった。立ち入った細かい話は、グループワークでは難しいから。とはいえ、収益的にはあまりに少人数はと困るわけですがw。たまになら、ね。
そうそう、伝統ジェンベの演奏って、人とのつながり、人間関係の中での練習が、どうしても欠かせない。社会性というかフォーマルというか。人付き合いの中で自分のこだわりを捨てなきゃいけないことも多い。逆に思いもよらなかった弱みが露呈して、嫌でも鍛えられることもある。「自己表現のアートとしての音楽」という考え方でやろうとすると、ちょっとイメージ違うかもしれない。
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by afgroove | 2009-04-27 17:01

よくあることですが

このあいだ、某ブログにて、アフリカ人ジェンベドラマーによるライヴの紹介があり、そのコメント欄に「やっぱりホンモノは違いますね」なんてコメントが書いてあったんだけど、私のようなホンモノじゃないジェンベドラマーは、そういうコメント(面と向かって聞かされることもある。しかも演奏前に)を聞くたびに、もう慣れたとはいえ、やはり少々は傷つきます。「あれはもう、アフリカ人の血ですね」とかね。
本人は、別に、非アフリカ人のジェンベドラマーに対して特別の悪意があって言ってるわけではない、というのはわかるんだけどね・・・。
ジェンベビギナーの人に限って、結構その手の発言をするんだけど、「それってよう、日本人は決してホンモノな演奏はできないってことは、つまりはあんた自身にあてはまるんだよな」って、言ってやりたくなるんだけど、あまりに無邪気というか無知から発しているとわかるので、たいがいは言いません。言ってもしょうがない気がするし。まさか、自分だけは例外だと思っているのかねえ。
まあ、そういう人は、ドラムクラスに行くにしても、たいがいアフリカ人のクラスに行くから、出会うことも少なくてラッキーなんだけど。でも、そういう人が、もしかして日本におけるジェンベ愛好者のかなりの部分を占めてる?・・・と思うと、やっぱり、ちょっとひいちゃう。
でも、不思議なんだけど、私の経験では、初心者でも「あっ、この人、ひょっとしてセンスある?」とか感じる人は、そういう発言は(少なくとも面と向かっては)しないです。あれはなんでだろう?
礼儀として言わない、「こんなこと言ったらこの人傷つくんじゃないかしら」ということを想像できる程度のアタマはある、ともとれる。そういうこともあるだろうが、しかし、そうじゃないような気もする。
私が、アフリカ人日本人アメリカ人を含めて、いろんなジェンベドラマーに会ったり、一緒に演奏して、おのずとわかってきたのは、「アフリカ人だからうまいとは限らない」という、まあ考えてみれば当たり前の事実。
アフリカ人でも「なんだかな~」って人はいるし、日本人でも「すごい!」って人はいる。むろん逆のパターンもたくさんある。
で、結局それって、いい演奏はいいじゃん、いい音楽はいいじゃん、というとっても単純なことなのよ。ただ!自分自身がそれを判断できるかどうかってことなのね。
そういう感性を持ち合わせている人は、音楽や演奏の感動や印象にしたがって発言する。感性の無い人は、一見音を聴いているようでいて「アフリカ人=ホンモノ=すごい」という、自分のアタマの中のマニュアルにしたがって発言する・・・とまあ、こういうことなんじゃないかしら。少なくとも、演奏を聴いてもらう前に言われるときは、たいがい、このパターンだろうね。正直、うんざりするけどね。
しかし、ジェンベに限らず、外国由来の音楽をやる人は、たぶんどこかで同じようなことを言われたり、あるいは自分自身が壁につきあたる。真剣にやってる人ほど、自分なりに回答というか、自身のあり方をさがして、乗り越えていかなくちゃならない。
選択肢はいくつもあって、正答なんてものはないと思うが、ただ、自分自身について言えば、やっぱり自分はアフリカ人にはなれない。だから、異文化紹介としてのジェンベワークショップ、ジェンベ演奏なんて仕事は、特別の理由が無いかぎり、基本的にはお断りして、信頼できるアフリカ人ドラマーを紹介するようにしています。
文化、言語については、むしろ、機会があればこっちが学び続けていきたいくらいだし、伝統リズムについても、あるところから先はそう。20年近くアフリカンドラムやってるけど、知らないことはまだまだいっぱいあるし、チャンスがあれば勉強したいです。
でも、アフリカ人じゃない自分だからこそ、今、クラスとしてできることがあると思うし、やれる演奏、音楽があるとも思ってます。まあ、こういう話をしだすと長くなるので、このへんで。
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by afgroove | 2009-04-24 16:03

「スヌ難度高し」のフォロー?

昨晩書いた「スヌ難度高し」ですが、文中でも「すげぇ上からモノ言ってるみたいで」と書きましたが、一晩明けて読み直してみたら、やっぱりすげぇ上からモノ言ってるみたいで(苦笑)。せっかく時間かけて書いたものではあるけど、削除しました。
昨日の内容は、自分の気持ちとして、どうしても書いておきたかったんだけど、つまりはそれだけ、自分の中で、スヌというリズムに対するこだわりが強かったってことですね。昔に比べればだいぶ薄れていると思っていたんだが、そうでもなかったようです。書いてて自覚しました。一緒に演奏してくれる人には、こういうのはプレッシャーになるかもしれないので、申し訳ないのだが。
でも、同じリズムでも、2~3人でやるのと、6~7人でやるのは、やっぱり雰囲気が違って当然なんだよな。同じ曲でも、ギター一本引き語りで歌うのと、フルオーケストラをバックに歌うのが、雰囲気まったく違うように。
人数が多くなれば、音が埋まる分、リズム的に遊べる余地は少なくなる。浮遊度自由度、繊細さは感じられなくなる。そのぶん、きちんとしてくるというか、わかりやすくなるというか、もちろん音量的には大きく迫力もでる。客観的にみれば、どちらにも長所短所があるということ。当然だよね。
うちのダンスクラス演奏に、やる気と技量を備えた人たちが集ってくれるのは、とてもうれしいことだし、なればその人数での長所を引き出すように、編成や演奏の仕方を考えていくべきかな、と思う。
具体的には、たとえば、テンポが上がっていったときの、リズムの変わり目!徐々にグラデーションのように、いつのまにか拍子とパターンが変わっていくのが、自分が習ったやりかただし好みなんだけど、これはやはり大人数では難しい。そうすると、やっぱり一回リズムをブレイクで切って、つなぎになるようなキメをはさんで、違う拍子とパターンで再開したほうがクリアだ。
話がそれるけど、人数が増えれば、自分の役割は、プレイヤー・ソリストから、アレンジャー・全体のまとめ役へと比重がうつっていく。リズムの種類も、集団でやるのに適したほうにうつっていく。たとえば、ドゥンドゥンバとか、マリものでいえば、なんだろう?やっぱりダンサかな? 
スヌにかんしては、自分は少人数での演奏の感じが好きで、ただ、それができる人がとても少ないから、自然とあんまりやらなくなった。「クラスで教えないの?」ととときどき聞かれるけど、あの感じを説明するのは無理じゃなかろうか。そのまんま聴きとって真似してもらうのが、一番の早道だと思う。
そういう少人数のスヌができる、わかる人が増えてくれたらうれしいし、私がジェンベ業界?に対して感じている諦め気分も、だいぶ変わってくると思うのだが。もう教えないのだから、広まるわけもない。矛盾してるよな(苦笑)。
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by afgroove | 2009-04-23 13:03

衰えついでに

「体の衰え」という悲しい話を書いちゃったんだけど、悲しいついでに書くと記憶力も衰えてますな~(笑)。記憶が衰えてるんだか忘却力が増進しているんだか、名前にしてもリズムにしても、しばらくブランクのあるものはなかなか出てこない。じゅうぶん時間をかけてるとそのうち浮かんでくる場合が多いので、まだ救われてるけど・・・。実は、こうやって今日昨日あったことを書いてると、たまねぎの皮をはぐように、昔のことがよみがえってくるので、ブログ書くも一種のリハビリになってるのかもしれません。
・・・いや、こんなことを書きたかったわけではないのだが・・・GWの集中ワークショップの宣伝(ミニライヴもやりますよ!)とか、来月のジェンベ大集合の宣伝とか、ネタはいろいろあるはずなんだが、つい話が横道に入ってしまうのも、最近よくあることです。
とりあえず、これからダンスクラス行ってきます。今日はタムタム楽団の若手二人が遊びに来てくれるそうで。Tミくんのジェンベ演奏は先週久しぶりに聴かせてもらったのですが、今日は新たに、Wキくんがカソンケ持ってきてくれるとか。アフリカから帰ってきたばかりだから、まずはテンション高いんだろうけど、どんな感じになったか楽しみです。
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by afgroove | 2009-04-21 17:21 | よもやま話

久々の投稿ですいません

ずいぶん長い間、投稿を怠っていて、もうチェックしてくれてる人もいないんじゃないかと思いつつ・・・。投稿をサボってたのは、それなりに理由があったんですが、オヤジの愚痴になるのでそんなことは書かないことにして。
でもこんなブログでも、積み重ねていけば自分にも他の人にも何か意味が出てくるかもしれない・・・と思うことにして。気分転換に背景を変えて、投稿復活であります。

昨日はダンスクラスで、三週目のククでした。その前からずっとリハーサルをやってて、そのままクラスに突入して演奏したのです。いや~疲れた~!演奏後、ひさびさに(というわけでもないかな・・・)自分の年齢を感じましたね。
リハの後休憩なしだったし、演奏時間も1時間と長かったし、最初からテンポも速かったから、いろんな要素が重なっちゃったんだろうけど。でも、10年前だったら、あと1クラスぐらい体力で無理押しできたろうに、もうそんなことは想像すらできない(笑)。まあ、無理押しな演奏してクオリティがいいかどうかは別にして。

いつまでも剛速球投手、ストロングドラマーに憧れてちゃいけないんだよね~。いや、自分ではそんなことはないつもりなんだけど、ジェンベドラマーって因果な性分で、気がつくと、ついそういうのを意識して叩いてることがある。昨日みたいに、両隣がI原氏とツヨシくんだと、ソロを回していくうちに互いにヒートアップしていくし、しかも後ろからQちゃんがドゥンドゥンでガンガン煽るし。もちろん、前からはダンスが煽ってくるし。ああいう状況で、もうマイペースでは行けないね。
でも、アフリカンドラム、しかもハンドドラムという、どうしても手を酷使する(もちろん腕、肩も)楽器、これを仕事として毎日演奏してしかもダメージを残さないとなると、ケアの方法もあることながら、演奏でのペース配分が重要になってくる。
力を抜いてても、それなりにいい音が出せる、いい演奏ができるというね。
従来のダンスクラスでは、それは許されなかった、というか自分が許さなかったというか(笑)、まあもちろんメンツが良くないとスキル的に無理ということもあるんだけど。でも、そろそろ、そういう渋めなプレイも受け入れられる年齢になってまいりました。いや、年齢はとっくになってるんだけど、受け入れられるようになってまいりました。いいんだか悪いんだか、わかんないけどねえ。
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by afgroove | 2009-04-19 18:32



ジェンベ、アフリカンダンスその他音楽、リズム、身体にまつわる四方山話と日記
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