マイ方向性番外編
「自分の身体の声は聴くけど、他人の身体の声を聴く力は無いし、たとえ何かを感じたとしても、それをその人に伝えるかどうかは、すごい慎重だ」、という話を書きました。
他の人のことをシャットアウトしているという意味ではありません(笑)。 東洋医学を究めた人が、身体を診て、心身のアンバランスや異常はもちろん、その人の送ってきた人生や性格までわかってしまう、という話を聞いたことがあります。全く同じではないけど、似た話なら、私自身も実際に体験したことがあります。腕の良い治療師さんは、本当にいろんなことがわかってるみたい。あまり、口には出してくれないけど。 でも、考えてみれば、身体と心は切り離せなくて、お互いに影響しあってるし、その身体や心は、食い物や環境、生活、人生なんかと、これまたお互いに影響しあってるわけで。 すべてはつながり、影響しあっています。 とすれば、治療師の持つ洞察力、人を見抜く力もわからない話じゃないですね。 治療師に限らず、武術家、経営者、勝負師…生死を賭けて相手を感じとらなきゃいけない世界の人達も、おのずと、そういう読み取り力を身につけていくとか。 そこまで修羅場をくぐってきたわけじゃないが、ジェンベを演奏したり教えたり、という、限定された人との関わりの中でも、その人の性格、身体、生活、環境などについて、なにがしかのことが見えたり感じたりする瞬間、あることはあります。 でも、それはあくまで音や演奏、そのときのコミュニケーションの様子を通じて感じとれることだから、相手という全存在のある一面、ほんの一部に過ぎない。 さらに、常に間違ったり、独断に陥ったり、偏見やそのときの気分なんかでバイアスがかかってしまう危険性が潜んでいる。 でも、インスピレーションを受けて何かを見通せたときは、その人すべてをわかった気になりやすい…そこがひじょ~に危険なんですな(笑)。 はじめは本当の啓示だとしても、途中で思い込みとすりかわっちゃうことが、よくあるんだよね。 それと同様の話ですが、自分は、ドラマー&ドラム講師と称して、社会で活動してます。アフリカンドラムって(ダンスもそうだけど)、ヒーリングやスピリチュアルな世界と接しているというか、隣あっているというか。足を突っ込んじゃうときも無くもない。 しかし、自分の守備範囲というか、責任持てる範囲を守らなきゃいけないと思うんですよ。自分はドラマーであって、治療師でもヒーラーでもないんだってことですね。 だいたい、こうやって偉そうなこと書いてても、自分の身体だって、ろくに感じとれないことがあるんだから。ま、その程度ですから。要修業です。
by afgroove
| 2007-04-18 20:44
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